ワルシャワで1974年に発行された「長靴をはいた猫」ハンガリー語版です。
ポーランド出身の世界的イラストレーター、ヤーヌシ・グラビアンスキーが絵を手がけています。
薄青緑色をベースにグラビアンスキーの勢いある筆遣いが踊ります。古い味わいの紙と印刷も貴重な1冊。
汚れ痛みが若干ありますが、経年の割に全体的にコンディションは良い方です。

この本「プラストゥシュの日記」はアニメーションにもなっていました。[TouTube]
ポーランドでは有名なキャラクターなのでしょうね。扉の写真は人形を手にした作者のMaria Kownackaさん。
2ページに1点くらいの割合で大小のイラスト・カットがあります。
表紙全体に経年のヤケ・汚れがありますが、中ページはきれいです。

タイトルは「おやすみ前のおとぎ話」という意味。
切り紙と絵の具やクレヨンなどを重ねたイラストがユニークです。
ほとんどの見開きに大小のイラスト・カットが織り込まれています。

表題「機関車」や「大きなかぶ」など、Julian Tuwimの詩にシャンツェルが絵をつけた本です。
彼のイラストはポーランドで愛され、古くから重ねて出版されています。
ほとんどのページにイラストがあります。

「緑、黄、赤、茶」というタイトルの詩集にピオトル・ファフロヴィッチュが絵を描いた美しい本。
画家の仕事の傍ら、ポスターやカードのデザインも手がけているファフロヴィッチュ。
彼の手がけた本はポーランド出版協会の"今年もっとも美しい本"（2003,2005）にも選ばれています。
ページ一面のイラスト15pの他、カット多数あります。

短編のおとぎ話集にマリア・エキェルが挿絵をつけています
マリア・エキェルは2007年のブラティスラヴァ世界絵本原画展（BIB）で金牌を受賞しています。
ページの半分位の割合でイラスト・カットがあります。新本ですが表紙に目立たない程度のキズあり。

1946年にワルシャワで出版された絵本。時代を感じる二色刷りの絵がいま逆に新鮮に映ります。イラスト24点。
年数相応のヤケ・傷み、見返しと扉にスタンプと書込みあり。中ページは一部鉛筆の書込みと3pほど端に小さな破れがありますが、イラスト鑑賞には問題ない程度です。

表紙イラストがナイスです。タイトルは「私の犬」という意味。文庫よりひとまわり小さいサイズで、犬のイラストや犬小屋の図など20点ほどモノクロ挿絵あり。「犬の飼い方」みたいな本かもしれません。年数なりのイタミや汚れはありますが、ちょっと飾っておきたくなる味があります