【窯めぐり】sen @ 京千:長崎県波佐見

正しくは、長崎県東彼杵郡波佐見町(ひがしそのぎぐん はさみちょう)佐賀県有田町のおとなりで嬉野温泉もほど近く、長崎市内からは車で1時間くらい。
まずは、やきもの工房・ギャラリー京千を訪問、京千で働きながらご自身の作品作りをしている「sen」の長岡千陽さんに出迎えてもらい、工房とギャラリー見学しました。

新緑に輝く赤い物体は、千陽さんのお父さん長岡保さんの作品。京千さんは波佐見の中でもアヴァンギャルドな作品を作っている工房で、のちに千陽さんが会わせてくれた波佐見の人に言わせると「波佐見のディープゾーン!」らしい。笑

普段はガス窯で焼き、この窯は大きい作品を焼く時に使うそう。

職人さんたちの作業場。生地作りから型取り色付けなど、多くは外注分業で作られる陶磁器、こちらは工房内でこなしてらっしゃるそうです。

senのボタン型。これで型取り、ボタン穴を棒でポンポンと開け、色付けして焼く。型取りと言っても一つ一つ手で取るわけで、手間ひま掛かってるなあ。

「だいたい同じに作れるけん」と型を使わず手で一つずつ作っている作品も。

気持ちのいい展示ギャラリー。奥にはお父さんの赤い作品(赤い手!)
そして「sen」コーナーは絵になる並び。千陽さんほんとセンスいいなー。

元野良と思えない人懐っこい子(ねこ満喫〜)後ろの妖しい物体も千陽さんの作品。

それから、千陽さんに波佐見案内してもらいました。

窯の煙突が並ぶ中心辺り。いたるところに焼き物使ってます。

日本棚田百選に入るという鬼木棚田。

白山陶器さんにもおじゃましました。入口の壁。ちなみにオフィシャルでは「ハクサン」と読むけれど、地元では「ハクザン」と濁って読むらしい。

ここは古い製陶所跡地を使ったお店が集まる"しゃれとる(お洒落な)"スポット。

ムックことmonne legui mooksで美味しいランチとコーヒーをいただき、店長の岡田さん(以下岡ちゃん)とお話していると、妙に経堂に詳しい。なんと世田谷の下高井戸ご出身!商店街のことやら、団地のことやら、あそこに誰が住んでるやら、やたら盛り上がる。まさかハサミでシモタカの話をするとは。しかも岡ちゃん、ウレシカの友だちオカダンとも知り合いだった。

しゃれとるだけじゃなく面白い人がだんだん集まりつつあり、新しいコトをやる移住組を受け入れるユルさのある波佐見。面白い町です。ムックでスタッフ募集してたから、興味ある人は行ったらいいよ〜。

雑貨とギャラリーのモンネポルト。広いしカッコいいし。

ステキな商品ばかりだった、HANAわくすい
ウレシカでもお取扱いしている「essence」展示場もありました。

千陽さん、波佐見でお会いした皆さん、ありがとうございました!

今回はボタンとアクセサリーを少しずつお預かりしてきました。
9月にはウレシカで「sen」個展開催予定。ものすご〜楽しみです。

ウレシカ・ミニ陶器市
6/7(木)〜6/12(火)
 ※火曜日も営業します 12:00〜19:00

2012年6月10日 | 展覧会・イベント情報, ウレシカの旅