「アングランドの小さなおくりもの」ミニパネル展

今日から始まりました。パネル展とタイトル打ちましたが、展示しているのは額装した絵です。原画ではありませんが(そもそも原画は所在不明で原書を元に復刻印刷されているそう)絵本の中からピックアップされた絵が可愛らしく額に納まっています。絵本を開いてどこの場面か探してみて下さい。

ジョーン・ウォルシュ・アングランド(Joan Walsh Anglund)
1926年アメリカ・イリノイ州生まれ。1945年アメリカ美術学校を卒業後、シカゴで広告アーティストとして活動。1958年にマンハッタンで作家活動をはじめる。手がけた100冊以上の絵本は世界中で愛されている。

以前日本で出版された翻訳本は絶版となり入手困難なアングランド絵本でしたが、今年春、文溪堂から『はるになると』『ともだちはどこ?』が出版されました。そして、この2冊函入りセットが『アングランドの小さなおくりもの』です。
リアルタイムで読んだ人には懐かしく、初めて出会う人には新鮮でキュートな絵本。

原書は非売品ですが、閲覧用に展示しています。大切にご覧下さい。

翻訳を手がけた小川糸さんのサイン本もご用意頂きました。(限定数・在庫限り)
掌にのる小ぶりなサイズで贈り物にも喜んでもらえそうです。

その他、文溪堂から出版されたハンガリー翻訳絵本『3びきのうさぎ』(絵レイク・カーロイ)と『ぼくはじまんのむすこだよ!?』(絵レーベル・ラースロー)の額絵展示、絵本販売もしています。

店内では、海外翻訳本を中心におすすめの絵本をセレクト。
ハンガリーとチェコの古書絵本もピックアップして展示販売しています。
»ウレシカ海外古書>レイク・カーロイ
»ウレシカ海外古書>レーベル・ラースロー
*WEBでは売切が多くてすみません。WEB未掲載の古書もいくつか置いています。

「アングランドの小さなおくりもの」ミニパネル展
6/28(木)〜7/9(月)

※火水休み 12:00〜19:00

2012年6月28日 | 展覧会・イベント情報

シンクロナイズ堂のティーシャツ☆大博覧会

やってます!!

大 博 覧 会 ! シンクロナイズ堂店主の羽ちゃんとは「内覧会って感じだよね」とかいいつつ...ババーンと並べております。

いつものウレシカとはまたひと味違う方向で、ちょっとヒネクレもんが好きかもなセレクト。ヒゲのおじさんなどオモシロ絵柄もあれば、フォントや数字をデザインしたカッチョイイのも。私も何枚か愛用しています。

オンラインショップシンクロナイズ堂のテーシャツを実際に手に取って選べるチャンスです。あんまり他で売っていないブランドが多いのでカブることも稀(もし同じのを着てる人に会ったらハイタッチですれ違うのも良し)お値段もお手頃だし、一年中活躍必至です。
ただ残念なことに在庫が豊富ではないので、お気に入りのデザインとサイズがぴったり合ったらお早めにゲットするのをおすすめします。

個性的なトートバッグもいろいろあります。ウレシカのオカダンTやタクマシカTも少し置いています。

シンクロナイズ堂のティーシャツ☆大博覧会 in URESICA
6/14(木)〜6/25(月)

※6/20(水)のみ休み 火曜日も営業します 12:00〜19:00

2012年6月15日 | 展覧会・イベント情報

【窯めぐり】湯町窯、袖師窯:島根県松江市

長崎から東京まで復路どうする?行きと違うルートがいいよね、ということで山陰を通ることに。早朝4時に出発し、関門海峡を渡り、広島から上がって長〜い島根県を横断、昼には出雲大社に到着。

縁結びの神様の前で。おめでとうございます。
参拝して、割子そば食べて一休みし、再びクルマを走らせる。

波佐見のムックで、山陰経由で帰る予定と話したら、民藝陶器の窯元のこと教えてくれた。聞いていた出西窯はお休みだったので、まずは松江の手前、玉造温泉街にある湯町窯を目指しました。

展示場に入ると、黄、茶、青、桃...手描きの筆跡やマーブル模様のうつわが沢山並んでいます。程よい土臭さと可愛らしさに目移りしつつ、ぱっと目について離れなかったいくつかのお皿を選ぶ。お抹茶ご馳走さまでした。

続いて、袖師窯へ。

松江市の中心地近く、県立美術館そばをちょっと入ると静かな工房が見つかります。

紺、茶、緑、白...渋くて素朴でモダンなうつわ。こちらもすごく好みです。

四代目の尾野晋也さんとご家族で作陶されている袖師窯。五代目ご兄弟とお話していたら、奥さんは以前世田谷に住んでいたとか話が弾み、閉店間際に突然お伺いしたにも関わらず、工房見学もさせていただきました。

絵付けされ、最後の焼きを待っています。

お世話になった五代目ご兄弟。

奥には師匠?!にゃんこがいました。

選んできたお皿と小鉢。向かって左が湯町窯(布志名焼)、右が袖師窯のものです。一つ一つ微妙に表情が違うのでぜひ手に取ってご覧下さい。

ウレシカ・ミニ陶器市
6/7(木)〜6/12(火)
 ※火曜日も営業します 12:00〜19:00

2012年6月10日 | 展覧会・イベント情報, ウレシカの旅

【窯めぐり】sen @ 京千:長崎県波佐見

正しくは、長崎県東彼杵郡波佐見町(ひがしそのぎぐん はさみちょう)佐賀県有田町のおとなりで嬉野温泉もほど近く、長崎市内からは車で1時間くらい。
まずは、やきもの工房・ギャラリー京千を訪問、京千で働きながらご自身の作品作りをしている「sen」の長岡千陽さんに出迎えてもらい、工房とギャラリー見学しました。

新緑に輝く赤い物体は、千陽さんのお父さん長岡保さんの作品。京千さんは波佐見の中でもアヴァンギャルドな作品を作っている工房で、のちに千陽さんが会わせてくれた波佐見の人に言わせると「波佐見のディープゾーン!」らしい。笑

普段はガス窯で焼き、この窯は大きい作品を焼く時に使うそう。

職人さんたちの作業場。生地作りから型取り色付けなど、多くは外注分業で作られる陶磁器、こちらは工房内でこなしてらっしゃるそうです。

senのボタン型。これで型取り、ボタン穴を棒でポンポンと開け、色付けして焼く。型取りと言っても一つ一つ手で取るわけで、手間ひま掛かってるなあ。

「だいたい同じに作れるけん」と型を使わず手で一つずつ作っている作品も。

気持ちのいい展示ギャラリー。奥にはお父さんの赤い作品(赤い手!)
そして「sen」コーナーは絵になる並び。千陽さんほんとセンスいいなー。

元野良と思えない人懐っこい子(ねこ満喫〜)後ろの妖しい物体も千陽さんの作品。

それから、千陽さんに波佐見案内してもらいました。

窯の煙突が並ぶ中心辺り。いたるところに焼き物使ってます。

日本棚田百選に入るという鬼木棚田。

白山陶器さんにもおじゃましました。入口の壁。ちなみにオフィシャルでは「ハクサン」と読むけれど、地元では「ハクザン」と濁って読むらしい。

ここは古い製陶所跡地を使ったお店が集まる"しゃれとる(お洒落な)"スポット。

ムックことmonne legui mooksで美味しいランチとコーヒーをいただき、店長の岡田さん(以下岡ちゃん)とお話していると、妙に経堂に詳しい。なんと世田谷の下高井戸ご出身!商店街のことやら、団地のことやら、あそこに誰が住んでるやら、やたら盛り上がる。まさかハサミでシモタカの話をするとは。しかも岡ちゃん、ウレシカの友だちオカダンとも知り合いだった。

しゃれとるだけじゃなく面白い人がだんだん集まりつつあり、新しいコトをやる移住組を受け入れるユルさのある波佐見。面白い町です。ムックでスタッフ募集してたから、興味ある人は行ったらいいよ〜。

雑貨とギャラリーのモンネポルト。広いしカッコいいし。

ステキな商品ばかりだった、HANAわくすい
ウレシカでもお取扱いしている「essence」展示場もありました。

千陽さん、波佐見でお会いした皆さん、ありがとうございました!

今回はボタンとアクセサリーを少しずつお預かりしてきました。
9月にはウレシカで「sen」個展開催予定。ものすご〜楽しみです。

ウレシカ・ミニ陶器市
6/7(木)〜6/12(火)
 ※火曜日も営業します 12:00〜19:00

2012年6月10日 | 展覧会・イベント情報, ウレシカの旅

【窯めぐり】一石(Ikkoku)福岡県宮若市

東京から長崎の実家までクルマ旅。安全快適エコドライヴィングで、ガス欠の車を押しながら走るみたいなロードムービー的エピソードは皆無だけど、立ち寄った土地で色んな人に会え、とても楽しい旅でした。(免許なしの私は気楽なもんです)順を追うと長くなるので、まずは今回訪れた窯元(やきもの工房)のことを書きます。

まずは、一石(Ikkoku)さん。
福岡県宮若市、その山向こうの大学で20年前の4年間学生時代を過ごした私には、ものすご懐かしか土地。犬鳴峠!英ちゃんうどん!みたいな。(ローカルネタすいません)
ウレシカ2月の企画展「昼の夢・夜の夢」にご参加下さった石原多見子さん(以下、ずうずうしく多見ちゃんと呼びます)ご家族の工房が、その宮若市にあるというので行ってきました。
»2月の石原多見子さんの作品はこちら

のどかな田園風景が続く。ちょうど田植えの頃。

この道でいいのかな〜と思い始めたら、ご家族の窯元の案内板を見つけた。

その日はちょうど窯開き(展示会)初日。少し早めに伺い、出迎えてくれた多見ちゃんに工房と窯を見学させてもらいました。

旦那さんが作ったという登り釜を見せていただいてたら、ご本人石原稔久さんも登場。

陶人形で絵本も作られている稔久さん。焼く前に水分をとばすため寝かせている人形たち。絵本『セルゲイとココルル』のココルルも。

ごろごろと。

もうひとつの窯。

窯のうえには焼き上がりを見守る人か何か。

展示場に並ぶ陶器やオブジェ。少しざらっとした肌合いのうつわを手に取ると一つ一つかわいくて、あれもこれも...となるところ迷いつつ選んだ、急須ポット、湯呑み、白板菓子皿、スープボウル、トリ、雪のオブジェを連れて帰りました。

只今、ウレシカで展示販売しています。(※トリは売切れ)
絵本『セルゲイとココルル』『さがしもの好きなライオン』『マーサおばさんの魔法の紅茶』もあります。

»一石さんの展示情報はこちらからも見れます(チルチンびと広場)
»ほぼ日の石原稔久さんインタビュー

今はサポート役が多いという多見子さんですが、自分の作品作りの時間も少しずつ増やしたいというお話でした。2月の展示作品もとても魅力的だったので、今後ますます楽しみです。

ウレシカ・ミニ陶器市
6/7(木)〜6/12(火)
 ※火曜日も営業します 12:00〜19:00

2012年6月 9日 | 展覧会・イベント情報, ウレシカの旅