「この星に住む」石原多見子 陶展:展示風景

石原多見子さん、新作は初めて手がけたという彩色。工房の窓から見える風景をイメージされたそう。田園、空、虹、水、樹々、太陽...

「繰り返す形が好きで、カタチを追求していくと、自然の中にあるものに近づいていく」という多見子さん。「そのカタチは地球の回転からきているのでは」というところから今回のタイトルを『この星に住む』と決めたそうです。

植物のようであり、海の生き物のようであり、掘り起こされた遺跡のようでもあり...

シャーレのような作品は一度焼いたものに上絵で彩色し、さらに焼き〆ているそうです。撥水剤を施しているので小皿や箸置きとしても使えます。

一枚一枚焼いて色を載せた"ハネ"を陶の箱に納めた作品。

まるで地中から掘り出されたような陶作品は、5日間焚き続ける穴窯で焼〆られたもの。5日後に窯を開け、積もった灰からまさに掘り出す作業から始まるそうです。

チルチンびと広場スタッフブログでもご紹介いただきました。作品のモチーフとなったもの、インスピレーションを受けたものなど、石原多見子さんの創造の源が見えてきます。

ご売約いただいた作品は、会期終了後お渡しのものと、お持ち帰り頂けるものがあります。会期中にも少しずつ旅立っていますので、気になる方はぜひお早めにお越し下さい。

「この星に住む」石原多見子 陶展
会期:〜3月11日(月)

open 12:00〜19:00 ※火水休み
» URESICA(ウレシカ)shop & gallery(世田谷区経堂)

2013年3月 1日 | 展覧会・イベント情報