「この星に住む」石原多見子 陶展

「この星に住む」石原多見子 陶展
会期:2月21日(木)〜3月11日(月)

open 12:00〜19:00 ※火水休み

太陽の周りを40回まわってようやく身についてきたリズムのようなもの。
繰り返しの中にうっすらと見えてくるサインのようなもの。
見逃さぬように、忘れぬように。


福岡県で作陶されている石原多見子さん。昨年2月にウレシカで開催したグループ展「昼の夢・夜の夢」に出品していただいた陶のオブジェたちは、まるで自然物のようにそこに在り、今もそれぞれの場所に在るのでしょう。

3年ぶりの個展では、写真にあるようなオブジェ作品や、上絵で彩色をほどこしたカラフルな新作も並びます。「この星に住む」作家がとらえ生み出すもの、手に取る人が感じるもの、その交感を楽しんでいただければと思います。

*作家在店予定:2月24日(日)※時間未定

工房:一石 Ikkoku
一石(Ikkoku)工房訪問記(2012年6月ブログ)

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2013年2月19日 | 展覧会・イベント情報

「夜の童話」さとうゆうすけ作品展:展示風景

さとうゆうすけ作品展『夜の童話』後半スタートしました。岐阜在住のさとうさん。これまで個性的な本屋さんで展覧会を重ねていらっしゃいますが、東京では初の個展。ウレシカでは昨年2月のグループ展『昼の夢 夜の夢』以来です。

手前から、マザーグースより「ハンプティ・ダンプティ」、アンデルセン童話「おやゆび姫」が並びます。

DMの絵はグリム童話「千匹皮」より。

ステンシルで描いた「ヘンゼルとグレーテル」

「不思議の国のアリス」、アンデルセン童話「人魚姫」「野の白鳥」など、細かい線描をさらに切り絵した作品もあります。ベースは茶封筒だそう。そして「クラバート」をモチーフにした絵が並びます。

細密な描画のイラストに吸い込まれますが、店内を軽やかに舞うモビール作品も彼の作品です。絵とモビールの絶妙なバランスで、物語の世界を幾重にも浮き上がらせています。

夕暮れには光の見え方もまた変わります。

さとうさんが旅先で描いたスケッチブック。すばらしい観察力、描画力。ウレシカにいらした時もいつの間にかスススと鉛筆を動かしてスケッチされていました。

絵本作家を目指す、さとうゆうすけさん。まだ出版物はないのですが、この絵の本を見たいというお客様の声多数。いつか実現してほしい、その実力のある作家だと思います。

今回、作品の題材であるアンデルセン童話やグリム童話、さとうさんが好きな本、影響を受けた絵本、児童書をセレクトし並べています。プロイスラー、ミヒャエル・エンデ、リスヴェート・ツヴェルガー、ビネッテ・シュレーダー、エロール・ル・カイン、ドゥシャン・カーライ、トルンカ、出久根育、大道あや、宮沢賢治、他...、齊藤隆介「花さき山」は切り絵作品に影響を与えたのでしょうか。

メッセージブックもさとうさんの手作りというから驚きです。ぜひご感想など残して下さい。

「夜の童話」さとうゆうすけ作品展
会期:〜2月18日(月)
 open 12:00〜19:00
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2013年2月13日 | 展覧会・イベント情報

「夜の童話」さとうゆうすけ作品展

「夜の童話」さとうゆうすけ作品展
会期:2月7日(木)〜2月18日(月)
 open 12:00〜19:00
※会期中の店休日:12日(火)のみ

暗闇の中に浮かび上がる物語の世界の奥深くへと迷い込んでみませんか。
絵本作家を目指す、さとうゆうすけの作品展です。
グリム童話やアンデルセン童話、欧羅巴の伝説を題材にしたイラストを展示いたします。

*作家在店予定:初日 2月7日(木)16時頃から

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2013年2月 5日 | 展覧会・イベント情報

スロヴァキアの思い出

東欧祭りも今日まで。ここでちょっと思い出話など。

私が初めて東欧(正確には中欧も)を訪れたのは1996年冬のこと。ウィーン経由で、プラハ(チェコ)、クラクフ(ポーランド)、ブラティスラヴァ(スロヴァキア)、ブダペスト(ハンガリー)などなど、行き当たりばったりの無謀な鉄道一人旅でした。
クラクフからブラティスラヴァに向かう列車で、スロヴァキア人のおじいさんヨゼフと孫娘カティカに出会いました。お互い言葉が通じないけれど英単語のメモや地図を指しながらのやりとり。私がブラティスラヴァ駅で夜を明かす予定だと分かったとたん「ブラティスラヴァ イズ ノーグッド!カム ホーム」と一つ手前の駅トルナヴァのお家に招いてくれたのです。当時、治安が悪いと言われていたブラティスラヴァ(今はそんなことない)見ず知らずのお家に泊めてもらうのもどうかと思うけれど、結果、とてもいい思い出になりました。

当時8才のカティカ。今では24才かあ。子どもの頃、変なアジア人が泊まったこと覚えてるかな?

ちょうどクリスマスの頃でお家にはツリーが飾られていました。

今回、スロヴァキアの蚤の市で素敵なものをたくさん探してくれたMurkoさんはブラティスラヴァ在住。チェコに比べて地味な印象のスロヴァキアですが、私にはまた行ってみたい街の一つです。


「ウレシカ+リンファ東欧祭り」
期間:〜2月4日(月)まで

open ウレシカ:12時〜19時 リンファ:13時頃〜19時

2013年2月 4日 | ウレシカの旅